手すり型風力発電の試作品を車載し、向かい風を当てて動作状況を試験する様子
ビル、マンションの屋外通路やベランダに取り付ける手すりなどの工事業、ケーヨーアーキメタル(富里市、川野勇社長)が手すりを活用した風力発電技術の開発に取り組んでいる。ビル屋上や高速道路の側壁などへの活用を想定しており、2013年までに実用化にこぎ着けたい考えだ。
同社が開発中の手すり型風力発電装置は、手すりを支える柵の一本一本が垂直軸で回転する直径10センチの羽根になっており、風を受けて回転する力で発電する。手すり・柵の素材はアルミ。長さ1メートル当たりの定格出力は0・5キロワット、設置価格は約20万円を見込む。
水平軸の羽根が回転するプロペラ型などの従来の風力発電装置に比べ、コスト当たりの発電量が多く、設置場所の選択肢も広いのが特長だ。同社によると、他社製の小型プロペラ型普及品は定格出力1キロワットで導入費は1台約150万円。一方、同社の手すり型製品は同じ1キロワットを出力するのに導入費約40万円(長さ2メートル)で対応できる見込み。
設置先は強い風が見込める高層ビルやマンションなどの屋上、車が通過する際に発生する風を利用できる高速道路の高架の側壁、地下鉄の駅構内、海の護岸や堤防、橋などさまざまな場所を想定している。
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