ボトル型の捕虫器を紹介するシューサンの小野寺社長=白井市河原子の同社工場
金属の表面処理装置などの製造業、シューサン(柏市、小野寺修三社長)は自社開発した新タイプの捕虫器の本格販売に乗り出す。光に集まってきた蚊などの虫を吸い込んで捕獲する装置で、虫の死骸(しがい)などで周囲を汚したり、危険な薬品を使ったりすることがないことが特徴。大型器などのラインアップも用意し、虫の増える夏場に向け販売増を目指す。
主力となるボトル型(高さ66センチ、2万8千円)は2008年8月に開発・販売。製品は紫外線を発する特殊ランプと虫を吸い込むためのファン、補虫袋などの構造。ランプに近づいてきた蚊やハエはファンで強制的に吸い込まれ、捕虫袋に集められる。電源を落とすとファンの下にある弁が閉じるため、駆動させないときも再飛散の恐れがない。
装置表面に塗布された光触媒が蚊をおびき寄せる微量の二酸化炭素を発するとともに、空気清浄効果も生み出す。補虫袋は装置下部の蛇腹部分の中に備え付けるため、外からは見えない。袋は1カ月置きの交換が目安という。
粘着テープ式の捕虫器を使っていたある化粧品会社から「女性社員が虫のついたテープ交換を嫌がって困っている」と聞いたのが開発に取り組むきっかけ。ほかに害虫対策では、寄ってきた虫を高電圧で焼き殺す製品もあるが、虫の死骸が辺りに散乱するなど見栄えが良くないことが難点だった。
メッキ加工などで使う表面処理装置の製造が本業の同社。現在は捕虫器の売り上げは全体の2割ほどだが、小野寺社長は「2年後には5割にまで引き上げたい」と意気込む。問い合わせは同社、電話047(468)8020。
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