開発段階の水質浄化装置の中身を手にする中村秋雄KSBテクノ社長
環境ビジネスに取り組むKSBテクノ(千葉市若葉区)は6月上旬、セラミック製品製造販売の千葉セラミック工業(同市稲毛区)と共同開発した河川や下水用の水質浄化装置「TP(タピオライト)クリーンアップ」を使い、若葉区の坂月川で実証実験を始める。鉱石やセラミックを入れた円筒形の装置を水に沈めておくだけで、臭気改善や土壌の改良につながるのが製品の特徴。効果を検証し、工場や養畜産施設など下水を排出する事業所を主なターゲットに、本格販売に乗り出したい考えだ。
共同開発したのは、ステンレス製の入れ物に、千葉セラミック工業が製造する何種類ものセラミックを配合したものや、スペイン産の鉱石などを入れた装置。下水や河川に入れると、水に反応して二次電磁波が発生。電磁波が水中の微生物を活性化させるとともに、悪臭や汚れの原因となる塩素や硫化水素を分解する仕組み。既に下水処理施設や養鶏場に販売し、実績を上げている。
価格は排水量や汚濁の状況によっても変わるが、1台30万~100万円ほど。1日1万トンの廃水を出す場合、約100万円となる。購入後は1年~1年半ごとに1回中身の交換が必要。導入企業にとっては、排水処理にかかる薬品代などのコスト削減が期待できる。
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