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企業戦線

有人分野に参入 実験の手順作成支援 宇宙システム開発(千葉市)


宇宙空間を遊泳する宇宙飛行士。宇宙システム開発は宇宙飛行士がかかわる有人宇宙開発分野に参入する(写真はイメージ、同社提供)

 宇宙関連ビジネスに取り組む宇宙システム開発(千葉市中央区、広崎朋史社長)は今年度から、有人宇宙開発分野に参入した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が進める国際宇宙ステーションでの宇宙飛行士による実験について、手順作成の支援業務に取り組む。将来的には柱となる事業の一つへと成長させたい考えだ。

 IT企業大手の宇宙開発部門の技術者だった広崎社長は2005年、同僚とともに独立し起業。それまで培ってきた技術力を生かし、JAXAが打ち上げる地球観測衛星などの人工衛星を動作させるためのシステム開発に主に取り組んできた。

 今回参入した有人分野は、広崎社長の起業動機の一つでもある念願の仕事。4月からJAXAの筑波宇宙センター(茨城県つくば市)にシステムエンジニア1人を派遣。約400キロ上空で地球の周りを巡回している国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で、1~2年後に向かう予定の宇宙飛行士が行う実験の手順作成業務にセンター内のほかの技術者らとともに取り組んでいる。ステーションでは実験装置を用いて、化学系、生物系、材料系などのさまざまな実験が行われる予定で、どの実験装置をどのように動作させるかなどの手順をコンピューターで作成する仕事だ。

 さらに、数年後をめどに手順作成業務を一括受注し、同社のエンジニア数人のチームで業務に取り組むという事業拡大も視野に入れている。


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