食肉加工業のコープミート千葉(匝瑳市)と農事組合法人の房総食料センター(横芝光町)は規格外野菜と食肉を加工し、冷凍食品の総菜調理セットを製造する連携事業を始める。市場に出すのが難しかった傷の付いた野菜などを有効活用し、「千産千消食品」という付加価値を与えて売り出す取り組み。国の支援を受けながら研究・開発を進め、今夏の商品化を目指す。
これまでコープミートは「牛肉となす、おくらの中華炒め」(250グラム、398円)など冷凍の総菜調理セット10種類を製造。それぞれ袋から出しフライパンでいためるなどの簡単な調理で総菜ができる手軽な加工食品だ。材料には主に東南アジア産の輸入野菜を使っていたが、「食の安心・安全」への消費者の注目が集まる中、同社は国産野菜のニーズへの対応が重要と考えていた。
一方、組合員約120人が野菜を生産している房総食料センターでは、台風などの天候被害で発生した傷付き野菜や豊作による余剰野菜などの未活用作物が毎年一定量発生。従来はこれらを廃棄したり、捨て値同然で販売していたことから、ほかの活用方法を模索していた。そこでコープミート側が同センターに呼び掛け、連携が実現した。
最初はナスとサツマイモの活用から研究する。同センターで野菜の選別、洗浄、カットなどの作業をし、コープミートで調理・冷凍などを施す。「センターから当社まで車で10分程度と近く、野菜の運搬もスムーズにいく」とコープミート。今夏をめどに同社の取引先のちばコープ(千葉市若葉区)や東都生活協同組合(東京都世田谷区)などを通じ消費者向けに売り出す。将来的にはニンジン、ピーマン、タマネギなど、さまざまな規格外野菜を活用した商品を開発したい考えという。
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