▼ひと昔前、缶入り酎ハイのCMで「すったもんだがありまして…」というコピーが使われていたが、サッカーの新しい日本代表監督も「すったもんだ」の末に、名門ACミラン(イタリア)などを率いた、イタリア人のアルベルト・ザッケローニ氏(57)に決まった
▼岡田武史前監督の次を担う代表監督の人選は当初、先月15日には決まり、4日と7日の国際親善試合は新監督が指揮を執ることになっていた
▼しかし、レアル・マドリード(スペイン)前監督のペジェグリニ氏ら“本命”と目されていた数人との交渉は決裂、責任者の原博実日本サッカー協会強化担当技術委員長が8月下旬に一時帰国し、人選の難航を協会や報道関係者らに説明するドタバタ劇もあった
▼“難産”の末に新監督に決定したザッケローニ氏は、現役時代はジーコ氏らのような目立った経歴はないものの、30歳で指導者へ転身してからはイタリア1部リーグ(セリエA)で98~99年シーズンにACミランでリーグ優勝を果たし、インテル・ミラノ、トリノなどの強豪クラブでも監督を務めた
▼代表監督の経験が無いことを危惧(きぐ)する声もあるが、欧州主要リーグを制覇した指導者が日本の代表監督を務めるのは初めて
▼超攻撃的サッカーで、イタリアのサッカーに変革をもたらしたザッケローニ新監督が、日本代表にどんな変革をもたらすのか大いに楽しみだ。