▼今年は「史上最も暑い夏」になった。8月の平均気温、熱帯夜の日数などが過去最高・最多を記録した。当分の間は猛暑が続きそうで、熱中症対策は欠かせない
▼それでも「秋」は確実に近づいている、と感じる。午前9時すぎ。直射日光で熱せられていたわが家の駐車場が、数日前からは日陰に。通勤時に「サウナ風呂状態」の熱暑に苦しむことがなくなった。それだけ太陽の傾きは変化している
▼大相撲秋場所の番付が発表された。幕内昇進が昭和以降では最多の9人。十両下位からの入幕もあり、こちらも記録ずくめ。背景には力士の野球賭博関与がある。名古屋場所を謹慎した幕内6人は十両へ、十両4人は幕下へ、それぞれ陥落した
▼もう一つの特徴は、大関以上の日本人は魁皇だけで、上位にずらり外国人力士が並んだこと。相撲界が人材発掘、育成に力を注ぐことなく、体力と運動能力に優れた外国人を安易に受け入れてきた結果だろう
▼番付発表に合わせ、日本相撲協会は暴力団排除を宣言したが、その道のりは決して平たんではない。「暴行死」「大麻所持」「野球賭博」…排除を目指す団体の行為と間違えそうな内容だが、いずれも相撲協会の不祥事。それだけ両者が近い関係にあったことを示している
▼相撲界の再生を望む声は大きい。力士は稽古(けいこ)に、親方は弟子の育成に、地道に取り組み、汗を流し続けてほしい。