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忙人寸語

2010年8月21日

▼今夏の甲子園に旋風を巻き起こした成田。準決勝で東海大相模(神奈川)に敗れ、残念ながら初の決勝進出は逃したが、久々に「野球王国千葉」の実力を全国に知らしめてくれたナインの活躍に、多くの県民が拍手喝かっ采さいを送ったことだろう

▼20年ぶりに夏の甲子園に戻ってきた成田の初戦の相手は智弁和歌山だった。2度の全国制覇をした強豪だけに、失礼ながら筆者も周囲の知人らも「初戦敗退か…」とあきらめていた

▼ところが、成田ナインは「名前負け」することなく競り勝ち、中川諒投手は14三振を奪い完投。2回戦は八戸工大一(青森)に10-2で圧勝した

▼3回戦の北大津(滋賀)戦は序盤に3点を失う苦しい展開。ミスも重なり「快進撃もここまでか」とあきらめかけたが、七回に打者10人の猛攻をみせ、終盤の追い上げをかわし、準々決勝は優勝候補の一画と目されていた関東一(東東京)に臆おくすることなく打ち勝った

▼出場校の戦績を見比べた時点で、正直なところ、ここまで勝ち進むとは思えなかったが、尾島治信監督をはじめ選手たちが口にしていたように、甲子園という大舞台での一戦一戦が貴重な体験となり、選手たちを予想以上の早さで成長させた

▼35年ぶりに深紅の大優勝旗を千葉に持ち帰ることはできなかったが、今夏の成田ナインの活躍は、記録的な猛暑とともに千葉県民の記憶に残ることだろう。

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