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忙人寸語

2010年8月20日

▼夏物商戦が好調という。ビールやアイスクリームなど、冷たいものについ手が伸びてしまう暑さだ。エアコンや飲料水は例年の2~3割増の売れ行きをみせ、“猛暑特需”ともいわれる

▼夏の売れ筋商品といえば、日焼け止め化粧品や制汗剤などの存在が大きい。生活雑貨や日用品の売り場には特設コーナーができ、豊富な種類の商品が並ぶ。輸入物の高級制汗剤もよく売れているらしい

▼中高生たちの会話が耳に入ってきた。「日焼け止めクリームが手放せないよね」。通学や帰宅時の必需品になっているようだ。この夏に限ったことではなく、いまどきの若者たちの生活感を表しているような気がした

▼うだるような暑さの中、汗ばむことが多くなると、体臭や衣類などのにおいが気になってくる。「抗菌」「消臭」を売り物にした商品も増えている。シャンプーや石けん、スプレー、ティッシュペーパー…。清潔感に清涼感を求めたくもなる

▼とはいっても、過度の潔癖志向は他者への嫌悪感を助長するようでためらわれる。においなどの不快感は、だれもが被害者にも加害者にもなりやすいからだ。「潔癖」も「無頓着」もちょうどよい加減が難しい

▼個人消費が伸び悩む中での夏物商戦の活況。長引く残暑は、ほどほどに落ち着くだろうか。お天気と景気に一喜一憂する状況に、実りの秋への影響が心配になってくる。

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