忙人寸語

2010年7月23日

▼目的地は南房総の海かもしれない。電車内には、通勤・通学客に交じって開放感漂う20歳前後の男女数人のグループ。日常からの離脱を楽しむかのように会話が軽やかに弾んでいる

▼本格的な夏を迎え、これから人の動きが活発になる季節だ。観光客が目立つようになり、道路も渋滞することが多くなる。住民にとって慣れ親しんでいる風景は、来訪者の目にどう映っているのだろうか

▼観光やレジャー、グルメと、情報誌が年間を通して特集を組んでいる。「月刊ぐるっと千葉」(ちばマガジン)は、体験型イベントを中心に扱い創刊10周年。最近発売されたムック本「千葉の本」(京阪神エルマガジン社)もその一つだが、独自の切り口が新鮮だった

▼千葉と言えば、「花」「イチゴ狩り」「ディズニーランド」。そんなありきたりのイメージにとらわれず、県民や出身者へのアンケートをもとに地元目線で千葉の再発見を目指したという

▼ぶらりと訪ねたい海辺や山の中、まち歩き…。観光客だけでなく、住民にとっても普段着感覚で行きたくなるような場所がたくさんある。そこに暮らしてはいても、身近な魅力に気付かないままのことが結構多いのかもしれない

▼周囲を見渡せば、見落としていた良さをもっとたくさん見つけられるかもしれない。この夏、地元の隠れた魅力を一つ一つお気に入りに加えていくのも楽しい。

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