▼サッカーW杯における日本代表の活躍と大相撲の野球賭博問題。明暗二つの話題に世間の注目を奪われた感のある参院選は、11日の投開票日に向けて大詰めを迎えている
▼改選3議席を9人が争う千葉選挙区は、全国有数の激戦区だ。比例票も視野に、連日のように党代表や幹部らが県内入り。無党派層の多い京葉東葛地域を中心に、支持を訴えている
▼二大政党がそれぞれ候補者を2人擁立、第3極を目指す政党候補もそれなりの支持を集めており、情勢は混とん。千葉日報社や共同通信社の世論調査でも“だんごレース”状態で、勝敗の行方は予断を許さない
▼与党の過半数維持とともに焦点となっているのが、消費税の見直し・増税の是非。国民生活に密着した課題だけに、政治とカネや普天間問題などは選挙戦でかすんでしまった
▼弊社の世論調査では「賛成」「どちらかといえば賛成」を合わせ、約7割が消費税増税を容認する意向を示した。反対は約3割。仮に消費税が10%になれば、1万円の買い物に千円が課税される。低所得者の負担感は相当なものだ
▼それでも多くの県民が容認するのは、借金が約900兆円に膨れ上がった国の財政破たんに強い危機感を抱いているからに違いない。税収が増えない中でどのように国費の無駄遣いを廃して財政再建を進めるか。やや盛り上がりに欠けるものの、極めて重要な選挙だ。