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忙人寸語

2010年7月6日

▼昭和の大スター石原裕次郎は大変なカーマニアで数多くの名車を所有していた。その中でも1番のお気に入りで、生涯手放さなかったのが、メルセデス300SL。その血を受け継いだ最新モデルのSLS AMGに触れる機会に恵まれた

▼1950年代にベンツ(独)が送り出した300SLの大きな特徴が上下に開閉するドアで、カモメが翼を広げた姿に似ていることからガルウイングと呼ばれるようになった

▼実はこのドアの形状は、300SLがレース車両をベースにしていたことから、通常のドアが取り付けられなかったために考え出された“苦肉の策”だったという

▼自動車評論家の徳大寺有恒氏は、学生時代に都内で颯爽(さっそう)と走る裕次郎の300SLを見て、あまりの格好良さにしばらくその場を動けなかったという

▼千葉市内のホテルで開かれたSLS AMGの特別内覧会には、知人のつてで入場。日本にまだ1台しか上陸していないため試乗はできなかったが、来場者の多くが流麗な車体の下に最新の技術を詰め込んだ現代のガルウイングに目を輝かせていた

▼2430万円から3千万円という価格にもかかわらず、日本国内だけで既に100台以上のオーダーがあるという。「リーマンショックの影響で冷え切っていた高級車市場が、ようやく息を吹き返しかけているようだ」と、セールス担当者が話していた。

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