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忙人寸語

2010年7月4日

▼日本中が熱狂したサッカーのワールドカップ(W杯)。世界の強豪が死力を尽くして戦う決勝トーナメントも大詰めを迎え、準決勝進出の4チームが決まった。黄金のトロフィーを掲げ持つのはどの国だろうか

▼大会前に不振を極めた日本は、韓国とともに見事1次リーグを突破した。一時は監督更迭のうわささえ流れた岡田ジャパンの評価を一変させたのは、初戦のカメルーン戦で本田選手が決めたゴールだった

▼サッカーにさほど興味のない人たちまで眠い目をこすり、南アフリカからのテレビ中継に一喜一憂した。それが五輪に並ぶ一大スポーツイベントの魅力というものだろう

▼今大会2得点をたたき出した本田選手のスパイクは、売り上げが爆発的に伸び、メーカーは年間販売目標を10万足に上方修正。各地で試合を中継するパブリックビューイング会場も大勢のサポーターで埋まり、代表ユニホームは飛ぶように売れた

▼経済効果ばかりか、日韓の16強入りがアジアの価値を高め、次回ブラジル大会で削減が懸念された出場枠の維持、日本が開催に手を挙げている2022年W杯招致にも追い風となりそうだ

▼テレビで繰り返し放送されるゴールシーンで日本躍進の余韻にひたる中、ふと気付けば参院選はとうに終盤、あと1週間を残すだけ。過半数確保に血眼の与野党攻防。当選のゴール目指して走り続ける候補者も体力勝負だ。

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