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忙人寸語

2010年3月13日

▼桜の季節到来。「年末だ。やれ正月だ」と言っていたのがつい昨日のよう。月日の流れの早さをつくづく感じる。春本番に入り、日本気象協会など民間3事業者の桜の開花予想が出そろった

▼3月の予想気温が前回の予想時よりさらに高くなるとの見方。10日には高知市でソメイヨシノが記録的な早さで咲いたが、東京都心は21日で県内は茂原公園が25日、銚子が26日だと伝えていた

▼気が置けない友人が小田急線に乗って秦野市郊外の弘法山を歩いてきたと話してくれた。「桜がたくさんあって温泉もある。花が咲いたら連れて行くよ」と誘われた。今までなら二つ返事だが今年は気持ちが迷っている

▼満開のソメイヨシノもいい。深い山のなかでヤマザクラの巨木に出会った時などは実に感動的だ。野鳥の鳴き声を聴きながら葉桜のころもいい。下山後は決まって「花より団子」。山の桜は毎年の楽しみだったはず

▼桜の季節は出会いと別れの交錯する季節でもある。あちらこちらで「さようなら」と「こんにちは」が繰り返される。慣れ親しんできた生活と別れ、期待や不安を抱きながら未知の世界へと向かっていく。筆者自身もこの3月で59歳。あと1年で定年の節目だ

▼「来年見る桜は…」と考えると、複雑な気持ちになってくる。人生のカウントダウン。ただ「その別れ」が来るまでは精いっぱい頑張ろうと思っている。

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