▼普段立派なことを言っていても実行が伴わなかったり、約束を守らないような人は早晩信用を失う。期待が大きいほど失望も大きい。看板倒れの政党も同じ道をたどることになろう
▼鳩山内閣の支持率低下が止まらない。共同通信社が今月初めに実施した世論調査では36・3%。前月を5・1ポイント下回り初めて40%を切り、発足時の約半分にまで落ち込んだ
▼理由は明白だ。鳩山由紀夫首相と小沢一郎幹事長の政治資金問題に加えて、米軍普天間飛行場移設をはじめとするマニフェスト(政権公約)の迷走。出口の見えない景気低迷の中、首相の指導力と説明不足の小沢幹事長への不満が高まっている
▼今夏に参院選を控えるが、このままでは目標の単独過半数は到底おぼつかない。今回の調査では「参院選で民主党が単独過半数を占めない方がよい」と考える人が58・6%。比例代表の投票先は民主党26・9%、自民党26・3%で拮抗(きっこう)する
▼自民党も政権奪還へ一枚岩になるのかと思いきや、与謝野馨元財務相が新党結成も視野に谷垣禎一総裁に辞任要求を突きつけた。わずか半年で国民の支持を失いつつある最大与党と“選挙の顔”目当てに不穏な空気が漂う最大野党
▼「いま首相に最もふさわしい政治家」の1位は舛添要一前厚生労働相。両党のリーダーに世論は「国難を乗り切るという気概に乏しい」と指摘しているのではないか。
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