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忙人寸語

2010年3月5日

▼紙面づくりには何が大切か。情熱を持ち入社し新聞人となって四半世紀以上が経ったが、毎日、自問自答しながら紙面が出来上がっていく

▼新人記者時代は見て聞いて、市民の目線で市民のためにとニュースを伝えた。不正を許さず悪をただし「社会正義のためペン(すでにパソコン)を握る」と気持ちは熱く、上司や先輩らの怒声を受け文字通り駆け回った

▼新聞は社会の縮図。今は景気悪化を根底に閉へい塞そく感に包まれる暗い記事が目立つ。若い記者を見守る立場になり、活躍できる環境づくりが大切。事件事故での特ダネと原因の追求はもとより、自由な発想と視点から希望と元気が出るような明るい記事もなくてはならない

▼読者はどうか。過日、香取市の高齢女性から手紙が届いた。「ずっと購読していましたが、生活が困窮してしまった」「これからは読み書きから、野菜づくり花づくりの手仕事で暮らします」と便びん箋せん6枚。読者が一人減った理由の「不況」は沈痛だ

▼読者アンケートは、地方版が注目されイベント・レジャー情報の要望が多い。県や市町村行政、議会の記事と、県内の事件事故の関心も高かった

▼女性の手紙に「発刊から育ててもらいお礼を申し上げます」「いつまでも心の中で思い出すことでしょう」とも丁寧に綴つづられていた。こちらこそ「長い購読をありがとうございました」。紙面づくりの励みにします。

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