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忙人寸語

2010年3月2日

▼氷上、雪上のスポーツの祭典「バンクーバー冬季五輪」が幕を閉じた。日本は「金0」に終わったが、メダルの数では測ることのできないドラマがあった。奮闘した選手たちに「ありがとう」を伝えたい。応援する側にとっても楽しい17日間だった

▼個人的に最も惹(ひ)かれたのはカーリング。日本女子は3勝6敗の8位に終わったが、競技そのものの面白さに魅せられた。氷上で火花を散らす戦略と技術。ルールの理解度に比例して、楽しさも増した

▼スポーツマンシップ、フェアプレーが重んじられるカーリングは、相手の失敗を喜ぶことは厳に慎むべき行為とされる。ゴルフと同様、基本的には審判がいないセルフジャッジ。相手と闘うとともに、自分をどう律するかが重要な点もゴルフと重なる

▼宮里藍選手が米女子ツアーで、44年ぶりの快挙となる開幕2週連続優勝を飾った。初優勝したのが挑戦4年目の昨年7月で、昨季は賞金女王争いにも絡んだ。低迷期に培った力が今、一気に噴き出しているように感じる

▼カーリング女子を制したスウェーデン、準優勝のカナダのスキップ(キャプテン)は、ともに既婚の43歳。経験が重要な競技であることを示している

▼“クリスタルジャパン”のスキップ目黒萌絵さん(25)は大会を振り返り「力不足」「経験不足」とコメントした。長期的戦略に基づくメンバーの成長を期待したい。

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