2010年2月27日 | ちばとぴ ちばの耳より情報満載 千葉日報ウェブ
忙人寸語

2010年2月27日

▼バンクーバー五輪終盤のクライマックス、女子フィギュアスケートで、韓国のキム・ヨナ選手が並み居るライバルを圧倒して優勝。日本の浅田真央選手は金メダルは逃したものの、しっかりとした演技で銀メダルを獲得した

▼五輪を目前にした昨年、浅田選手は調子を崩し思うような成績を挙げられず、ぎりぎりのところで五輪切符を獲得。本番での滑りが危ぶまれていたものの、24日のショートプログラム(SP)では“完かん璧ぺき”な滑りで実力を示した

▼キム・ヨナ選手は、目前で浅田選手の演技を見ながらも動ずること無く“完璧”の上を行く滑りでSP首位に立って精神力の強さを見せつけた。フリーでも揺るぎない自信に満ちた滑りで、自身の持つ世界最高得点を塗り替えて栄冠をつかんだ

▼メダルの色が決まった瞬間、キム・ヨナ選手、浅田選手、2人の19歳はともに涙を流した。一方はうれし涙で一方は悔し涙。お互いがSP、フリー合わせて10分足らずの時間のために費やした4年間を思い出しての涙だったろう

▼5位の安藤美姫選手は惨敗した前回の屈辱を晴らし、遅咲きの五輪デビューを果たした鈴木明子選手は8位。3人の男子を含め今回は出場した日本選手全員が入賞し、日本の選手層の厚さを世界に示した

▼本番直前に母親が急死するという悲劇を乗り越えての銅メダル、カナダのロシェット選手のにも拍手を送りたい。

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