2010年2月17日 | ちばとぴ ちばの耳より情報満載 千葉日報ウェブ
忙人寸語

2010年2月17日

▼オリンピックには毎回、シンデレラガール、ボーイが誕生する。バンクーバー大会ではスピードスケートの高木美帆選手(15)がその本命と思っていたが、開幕直前の服装をめぐる“場外乱闘”的な話題でスノーボードの国母和宏選手(21)にスポットライトが当たっている

▼ズボンをずり下げた「腰パン」というスタイルで公式ウエアを“着こなした”のが事の発端だった。その姿に日本オリンピック委員会(JOC)が苦言を呈し、一般の人たちからもJOCに「国の代表の品格に欠ける服装」と非難の声が寄せられた

▼「腰パン」に代表されるストリート系ファッションは嫌いだが、いつまでも東京五輪のころのイメージを引きずっている日本の五輪関係者に息苦しさを感じ、国母選手の肩を持とうかと一瞬思った

▼だがその後の記者会見で「反省してまーす」とふてくされて発言した子供じみた姿を見たらその気が失せてしまった

▼周囲の反発が強くても「これが自分のスタイルだ!」と貫き通していたら彼の服装は、彼の生きざまを表しているものとして、好き嫌いは別に、それなりに認めたかも知れない

▼しかし、中途半端に謝罪した姿を見て、あの格好は海外の若者の単なるサルまねだったのかとがっかりした。この問題を毅然(きぜん)とした態度で収束させた選手団長・橋本聖子さんの姿を見て、大人と子供の器量の差を感じた。

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