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忙人寸語

2010年2月15日

▼「春は名のみの風の寒さや…」(『早春賦』)の言葉通り、冷たい風が身にしみることが多く、寒暖差の激しい2月。このまま居座りを狙う冬と、しびれを切らした春が季節の主役の座をめぐって争っている

▼ぶるぶる震えているのに、真冬に汗をかくことが多くなったと言ったら変だろうか。暑さは苦手だが、寒さには強いほうだと自分自身思っている。汗っかきの体質だけが原因ではないようだ

▼デパートの中に一歩足を踏み入れれば、暑さに我慢できず急いでコートを脱ぐことがしばしば。飲食店で食事をしていても額に汗がにじみ出てくる。体温調節機能がおかしくなってきたのかとわが身を疑った

▼ふと目に飛び込んできたのが、半袖姿で当たり前に働いている従業員だった。店内の暖房は汗ばむほどの陽気を演出している。かりそめの季節感に体がついていかなくても不思議ではないかもしれない

▼季節の変わり目は、何を着て出掛けたらいいのか迷ったり、体調の管理に苦労することが多い。新型インフルエンザ騒ぎも、ようやく一冬を越そうとしているところでもある。不安定な気候が続く中、寒暖の変化に注意が欠かせない

▼立春を過ぎて雪が舞い、一方で庭木のつぼみのふくらみを眺めながら、少しずつ変わりゆく季節を感じたりする。暖房で流す汗よりも、自然の中に実感できる春が待ち遠しくなる季節だ。

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