▼共同通信社の世論調査で、鳩山内閣の支持率が47・2%となり、政権発足以来初めて50%を切った。前回11月の調査では63・7%だったから、急激な落ち込みぶりだ
▼やはり、首相の元公設秘書が偽装献金事件に絡み在宅起訴されたことが支持率低下の最大要因に挙げられる。首相は釈明の記者会見を行ったものの、「納得できない」との回答が大多数。国民には「説得力はいまひとつ」と映ったようだ
▼それでも、この問題については「改善策を講じ首相を続投すべきだ」とする回答が64・3%で、「引責辞任すべきだ」の3倍以上に上っているのが目を引く。国民は、この献金問題を意外と寛容な目で見ているようだ
▼支持率が低落したとはいっても、国民の間で“消極的支持”はいまだ健在-といったところか。来年度予算案の年内決定もどうにか果たせたところでもあり、首相はきっと「今後盛り返すことは十分可能」と胸をなで下ろしたことだろう
▼しかし、政党支持率に目を転じると、2位の自民党が民主党との差を前回の28・8ポイントから12・4ポイントへと一気に縮めた。衆院選敗北以来はるか上空に見上げていた民主党をようやく射程圏にとらえた構図で、攻勢を強めるのは必至
▼今年の政界を振り返れば「民主党ひとり勝ち」の一言に尽きようが、果たして来年はどうか。かすかな変化のきざしが見えてきたようでもある。
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