鳥インフルで羽毛服値上がりも 原料高騰に 

 【上海共同】鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染が広がる中国で、ダウンジャケットの原料となる羽毛の供給が減って価格が高騰している。感染拡大を防ぐために鳥類を焼却処分したことが響いた。「今年の冬は羽毛服が値上がりする」との声が出ている。中国メディアが10日までに報じた。

 「羽毛の仕入れ価格が、ここ1週間で70%も値上がりした」。福建省泉州市の衣料品製造会社の社長はこう嘆く。江蘇省蘇州市でも、昨年は1キロ320元(約5300円)だったアヒルの羽毛が720元と、倍以上に高騰している。

 中国では、冬に売り出す羽毛服の生産が6月から本格化する。


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