県立美術館が2年休館 来年1月から耐震化工事 外部展示会できず


耐震化工事のため来年1月から休館する県立美術館=千葉市中央区

 千葉市中央区の県立美術館が来年1月から、耐震化工事のため2015年3月までの予定で休館する。1974年に開館し、これまで増築を重ねてきた同館。八つある展示室のうちの七つと、アトリエ棟、管理棟の一部が国の耐震基準を満たしていないため改修される。休館中は、県立博物館や市町村施設で収蔵資料の巡回展を予定しているが、年間約80団体が同館で開いている外部作品の展示会は開催できなくなる。同館を利用する美術団体からは「代わりの施設を探しているが、県立美術館ほど大規模展示できる施設は県内にない。展示の中止も検討している」と頭を痛めている。

 同館と県文化財課によると、耐震化工事は、県有施設の長寿命化事業の一環。同館は開館からすでに40年近くが経過しており、収蔵庫の老朽化も進んでいた。

 県は、国の耐震基準が示された81年以前の同館建物について耐震診断し、基準を満たしていない展示室やアトリエ棟を工事することにした。老朽化が激しい収蔵庫も改修する。すでに工事設計は外部業者に委託、8月に施行業者を入札で決める。


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