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岩谷堂やぐら群大変身 区民総出で整備作業 富津数馬地区


改修が終わった観音堂と整備に携わった西村区長(左)ら。後方の岩肌の穴が窟=富津市数馬

 草木が生い茂り、荒れかけていた史跡「岩谷堂やぐら群」(富津市数馬)を、地元数馬区が区民総出で整備し、立派な史跡へと生まれ変わらせた。山の岩肌を彫って造った回廊や彫刻群が見えるように、覆っていた大量の草木を取り除いたほか、老朽化した観音堂も外観美しく改修。同区の西村稔弘区長(65)は「これを機にいろいろなところから見学に来てもらえれば」と期待する。

 同市文化財に指定される同やぐら群は、大悲山の崖の中腹に位置。古墳時代の横穴墓を再利用し、中世~江戸時代に壁に仏像や五輪塔が彫られた窟(くつ)が10数カ所残る。年2回の御開帳時にしか公開されない第1窟の前に観音堂が建ち、1窟を囲むように第2窟が回廊状に掘られている珍しい史跡だ。

 昨年10月下旬から約20日間行われた改修には、大工や石工ら地域の職人をはじめボランティア延べ約200人が参加。観音堂は屋根の吹き替え、壁の張り替え、基礎の補強などを行い、窟は草木を取り除いたほか、2窟の回廊には電灯を設置し見学しやすくした。


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