現代食事考


団地住民の生活サポート 交流や高齢者の買い物宅配 NPO法人ちば地域再生リサーチ(千葉市美浜区)


ショッピングセンター内で買い物した利用者から荷物を受け取る上岡郁子さん(左)=千葉市美浜区

 団地に囲まれた高洲第一ショッピングセンター(美浜区)内にある事務所に、買い物を終え、たくさんの荷物を抱えたお年寄りが入ってくる。「食事をして帰るので夕方に届けてください」。荷物を受け取ったNPO法人「ちば地域再生リサーチ」の上岡郁子さん(42)は、利用者の都合のいい時間に合わせて配達する。

 同法人は海浜ニュータウンにある団地の再生を図る目的で、千葉大学の教授と学生が中心となり2003年に設立した。団地の部屋の修繕アドバイスや住民の交流支援、芸術による地域活性化イベントなどを行ってきた。

 活動の中でも設立当初から続けている事業が、高齢者や子育て中の母親を対象とした買い物宅配サービス。現在は高洲、高浜地区の約40人が利用している。ショッピングセンター内の店舗で購入した商品を1回50円で自宅に届けている。

 今月からは米アップルの多機能端末「iPad(アイパッド)」を使った新しいサービスを試験的に開始しており、同法人の陶守奈津子さん(33)は「続けていくのは大変だが、ニーズがあるのは身に染みている。買い物を楽しんでもらえるシステムにしたい」と話している。(おわり)

 ◇メモ 千葉市内の高齢化率=千葉市高齢福祉課によると、65歳以上の人口が総人口に占める割合(高齢化率)は、市内では20.6%(昨年11月末現在)となっている。最高は若葉区の24.87%で、最も低いのが緑区の16.72%。美浜区は18.96%となっている。


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