

◆石川商店(君津市)
◇業種 米・雑穀商品販売
◇所在地 君津市南子安3-17-23
◇創業年 1972年
◇社長 石川善雄
◇従業員数 8人
健康食ブームを背景に注目を集める「雑穀ごはん」。あわ、ひえ、きびなどを米にまぜただけの素朴な食べ物が、自然食を売りにした店だけにとどまらず、ファミリーレストランのメニューにも登場するなど着々と支持を広げている。そんな過熱ぶりを尻目に、20年以上前から雑穀ごはんを世に送り出す「業界の草分け」が君津市にある。
米販売業の石川商店が玄米と雑穀8種類をブレンドした「五穀米」を発売したのは1989年。ある一人の顧客からの注文で、雑穀の仕入れを始めたのが商品化のきっかけだった。石川善雄社長(56)自身が食べてみて、魅力にほれ込んだ。「ビタミンや食物繊維などが豊富で、ダイエットや免疫力の向上に効果がある。家族やスタッフは毎日食べてます」
ただ、開発が「早すぎた」せいか、売れ行きはしばらく低空飛行が続いた。転機は2000年。食べやすさを求めて開発した白米にまぜるタイプの雑穀商品「福っくら御膳」を、通販カタログ誌「通販生活」が採用。1年分として製造した10万パック(1パック300グラム)がわずか4カ月で完売した。健康食への意識の高まりに加え、同業他社が開発した雑穀米が人気商品となっていたことも追い風になった。
今や「福っくら御膳」は年30万パックがさばける売れ筋商品に。類似商品が増えるなど最近は過当競争気味だが、味や国産原料の徹底などを強みに人気が陰る気配はない。「中国産はコストが3分の1程度にまで下げられるが、当社は安心・安全な国内産しか使わない」と石川社長はこだわりを話す。09、10年度の欧州食品品評会「iTQi」では2年連続で優秀味覚賞を受賞するなど、海外でも品質が認められている。
当ホームページの記事、画像などの無断転載を禁じます。すべての著作権は千葉日報社および情報提供者に帰属します。
Copyright (c) CHIBA NIPPO CO.,LTD. All rights reserved.