房総の作家

■プロフィール
中谷順子(なかたに・じゅんこ)
  詩人、文芸評論家。房総文化懇話会会員。元千葉県詩人クラブ会長。詩誌『覇気』主宰。詩集に『返信』『白熱』『破れ旗』、著書に『房総の作家①②③』など多数。千葉市在住。


保田海岸舞台に短編書く 浅田次郎(4)


「霞町物語」(講談社文庫)。鋸南町の保田海岸を舞台に描いた短編小説「すいばれ」が収録されている

 浅田は日本ペンクラブの専務理事をされていた(現在は同クラブ会長)平成22年5月25日、同クラブ総会の2次会で15分ほどのインタビューを試みた。「蒼穹の昴」のテレビドラマが高視聴率をマークし始めていた頃のことだ。

 本紙の『房総の作家』欄で、浅田さんと千葉県の関係や千葉県を描いた作品を紹介したいと、インタビューの趣旨を述べると気楽に応じて下さった。茶系の明るいブレザーを召した浅田氏は筆者の会話に熱心に耳を傾けて、千葉県を描いた作品名を思い出しながら、一つ一つ答えて下さる。

 耳を傾けて下さる真面目な人柄と、頭の良さそうな目の動き、そつのない身のこなし、まとめられた髪型などに、さすがにベストドレッサー賞に選ばれた人(2000年)と思ってしまう。クラブでも、その有能さには定評がある。

 千葉県を描いた作品が収録されたものとして、『月のしずく』『霞町物語』『鉄道員』を上げ、「まだありますよ、えーと」と考えながら、インタビューの途中で、そうだと思い出し、『天国までの百マイル』を上げてくださった。計4冊に描いているという。膨大な作品群の中から、次々思い出して下さる記憶力に驚いてしまう。

 東京生まれの東京育ちで、住居は東京を出たことはないとのことだった。東京人であることにこだわっているとも言われている。......


房総の作家の記事全文は紙面をご覧ください。 千葉日報を購読する
  •  
  • 全 6 ページ中 1 ページ目
  • ››

千葉日報ご購読お申し込み

当ホームページの記事、画像などの無断転載を禁じます。すべての著作権は千葉日報社および情報提供者に帰属します。

Copyright (c) CHIBA NIPPO CO.,LTD. All rights reserved.