浅田は日本ペンクラブの専務理事をされていた(現在は同クラブ会長)平成22年5月25日、同クラブ総会の2次会で15分ほどのインタビューを試みた。「蒼穹の昴」のテレビドラマが高視聴率をマークし始めていた頃のことだ。
本紙の『房総の作家』欄で、浅田さんと千葉県の関係や千葉県を描いた作品を紹介したいと、インタビューの趣旨を述べると気楽に応じて下さった。茶系の明るいブレザーを召した浅田氏は筆者の会話に熱心に耳を傾けて、千葉県を描いた作品名を思い出しながら、一つ一つ答えて下さる。
耳を傾けて下さる真面目な人柄と、頭の良さそうな目の動き、そつのない身のこなし、まとめられた髪型などに、さすがにベストドレッサー賞に選ばれた人(2000年)と思ってしまう。クラブでも、その有能さには定評がある。
千葉県を描いた作品が収録されたものとして、『月のしずく』『霞町物語』『鉄道員』を上げ、「まだありますよ、えーと」と考えながら、インタビューの途中で、そうだと思い出し、『天国までの百マイル』を上げてくださった。計4冊に描いているという。膨大な作品群の中から、次々思い出して下さる記憶力に驚いてしまう。
東京生まれの東京育ちで、住居は東京を出たことはないとのことだった。東京人であることにこだわっているとも言われている。......