房総の作家

■プロフィール
中谷順子(なかたに・じゅんこ)
  詩人、文芸評論家。房総文化懇話会会員。元千葉県詩人クラブ会長。詩誌『覇気』主宰。詩集に『返信』『白熱』『破れ旗』、著書に『房総の作家①②③』など多数。千葉市在住。


地元の愛好会が尽力 八木重吉(16)


1995年10月に「八木重吉の詩を愛好する会」が発行した『いっぽんのみち』10周年記念誌

 平成22年7月上旬に、柏第一宣教パプテスト教会(柏市東3-8-34)を訪ね「八木重吉の詩を愛好する会」の小林正継氏からお話を伺った。

 「八木重吉の詩を愛好する会」は昭和60年2月3日に柏第一宣教パプテスト教会にて結成。当初のメンバーは高校教師をされていた小林正継氏、教会牧師の天利武人氏、画家の大山八(ひらく)氏、青木紀夫氏の4人だったという。

 当初、会報『いっぽんのみち』を年に5回から6回発行。天利牧師は事務局を務め、小林氏は会報の編集・編纂を行っている。

 この活動が、東葛飾高校の重吉詩碑『原っぱ』建立や、詩碑建立記念誌『柏と詩人八木重吉』の発行へと繋がっていくことになる。重吉の柏の詩碑建立話がもちあがったのは、結成して間もない頃のことだったようだ。

 平成7年に発行した『いっぽんのみち・10周年記念誌』を見せて頂きながら、重吉詩碑『原っぱ』建立のいきさつをお聞きした。

 「八木重吉の詩を愛好する会」の結成後、東葛飾高校同窓生らが加わって会員も16人と増え、同年2月17日に柏市民生協会館で第1回例会が開かれている。3月17日には東葛飾高校同窓会会長を委員長に、重吉の詩碑建立委員会が発足し、同時に募金活動を開始。

 7月には候補にのぼった詩碑に刻む重吉の詩7篇(「原っぱ」「虫」「ねがい」「草をむしる」「妻に与う」「赤つちの土手」「愛」)の中から詩を「原っぱ」に決定し、同年10月26日には東葛飾高校の敷地内に詩碑『原っぱ』が完成した。尚、10月26日は重吉の命日(昭和2年10月26日没)に当たっている。・・・


房総の作家の記事全文は紙面をご覧ください。 千葉日報を購読する
  •  
  • 全 6 ページ中 1 ページ目
  • ››

千葉日報ご購読お申し込み

当ホームページの記事、画像などの無断転載を禁じます。すべての著作権は千葉日報社および情報提供者に帰属します。

Copyright (c) CHIBA NIPPO CO.,LTD. All rights reserved.