第63回千葉児童文学賞受賞作品 「空色のポートレート」

画・森津和嘉子
画・森津和嘉子

 第63回千葉児童文学賞を受賞したみずの瑞紀さんの作品「空色のポートレート」の掲載ページです。

 自分を好きになれない女子高校生が同い年の少女に出会い、彼女の写真の被写体となることで、少しずつ自信を得ていく物語。思春期に抱く憧れや淡い恋心がストーリーにみずみずしさを与えています。挿絵は森津和嘉子さん。

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◆受賞の言葉

 私が作家を志したのは、十一歳の時でした。一冊の児童文学を読んだことがきっかけでした。それからずっと書き続け、大学で創作の授業を聴講したり、児童文学の同人で勉強するようになり、出版を目指す中、「いつか新聞に載りたい」というのも一つの目標となりました。

 千葉文学三賞は、過去二度最終選考まで残り、三度目で千葉児童文学賞を受賞することができました。目標が叶って本当に嬉しかったです。

 『空色のポートレート』は、自分と真逆の少女に淡い想いを抱く少女が主人公のひと夏の物語です。少女たちと同世代の子たちに届いたら嬉しいです。引き続き、出版を目指して書き続けていきます。選考に携わってくださった皆様、千葉日報社様、本当にありがとうございました。

◇みずの・みずき 八千代市生まれ。アルバイト。第2回Kino―Kuni文學賞優秀賞、第8回児童文学草原賞佳作受賞。


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